ハンドメイド市場の拡大から、最近はハンドメイドのイベント開催もとても増えていますね。
こういったイベントの出店は、普段オンラインを中心にハンドメイド作品を販売されている作家さんは勿論、普段自宅教室でクラフト系のお仕事をされているサロネーゼさんにとっても自分の作品やブランドネームを認知してもらう大きなキッカケになります。
ですが、イベントに出店するだけでは、残念ながら大きな収穫は得られません。
イベントに出店し、良き収穫を得るために、イベント出店前にはしっかりと準備をしておかなくてはいけません。
本日は、イベント出店前に必要な3つの準備についてお話致します。
イベント出店準備に必要な3つのこと
1、イベント出店の目的をしっかり確認する
友人や知人にイベントへの出店を誘われたり、イベントの主催者からお声がけをいただいたり、はたまた自分でイベント開催情報をキャッチして自ら出店を希望したり・・・
イベントに出店するキッカケは様々ですが、自分が「何のために」イベントに出店をするのかという目的をハッキリさせる事がまず第一に大切な事です。
何を目的にしてそのイベントに出店するのか、
が決まっていなければ、イベント当日どう動く必要があるのかが変わってきますし、
せっかく時間と労力を掛けて出店しても単なる「お店やさんごっこ」で終わってしまいます。
そして、何を目的にしてイベントに出店するのか、がハッキリすれば、イベント出店に向けて準備すべき事が明確になってきますから、まずはイベント出店するための目的をハッキリとさせておきましょう。
例えば、自分の商品やサービスを認知してもらいたい!と販促目的で出店をするのであれば、
ショップカードやちらし、パンフレットやカタログなどを用意しておく必要があります。
また、ラッピングやお包みの際にブランド名入りのタグやリボンをつけたり、シールを貼ったりする事でブランドを認知してもらう事ができますから、
他の出店者と差をつけられるブランド認知ツールを用意しておく必要もあるでしょう。
例えば、販売して売り上げをあげる事を目的として出店するのなら、
数を多く作って準備していくとか、利益率の高い商品を多く用意しておくなどの準備ができるでしょう。
2、当日の具体的な“数値”目標を決める
目的と一緒に大切な事は、目標です。そしてその目標は、具体的に数値化する事が必要です。
具体的に数値化する、というのは言葉通り、
「販売個数◯個!」「売り上げ◯◯円!」という具体的な数字を出した目標です。
目標を数値化する時には、「◯◯円くらい売れたら良いかな〜」という漠然とした目標にするのはやめましょう。
例えば、販売して売り上げをあげる事を目的として出店するのなら、
・イベント出店にかかる経費(出店料や交通費)
・イベントの準備にかかった費用(原価と人件費)
など、きちっと計算をした上で、利益をどれくらい出したいのかを考え具体的な目標を立てます。
例えば、自分の商品やサービスを知ってもらう事を目的として出店するのなら、
・自分から◯人に声をかける
・ちらしを◯枚配る!
などといった具体的な目標を立てるのが良いでしょう。
数値で目標を立て、イベント出店する事で、
その日の結果がどうだったのかをしっかり数字で把握する事ができます。
そして具体的に数字で現れた結果を反省したり見直したりする事で、次回の出店や今後の販売時に生かせるのです。
3、具体的に当日のシミレーションをする
目的や目標を明確にできている人は多くても、実はできていない人が多いのがこれ、当日のシミレーションです。
イベント出店前日までに最低でも1度は当日の出店さながらにブースのセッティングを行い、当日のシミレーションを行っておく事です。
出店できるブースサイズと全く同じ状況を作り、実際に商品を並べてみる。そして、実際にお客様目線でそのシミレーションブースを見てみるのです。
お客様は「遠目」であなたのブースを見てから、近寄るかどうかを決めるでしょう。
遠目で見た時、思わず近寄ってみたくなるようなブースになっているのか。
遠目で見た時に、何を出店しているお店かわかるようになっているのか。
近づいてみた時、手に取りやすく商品が並んでいるか。値段はわかりやすいか。
売りたい商品がきちんと目立っているか。
様々な視点で見てみる事で、改善点が見えてくるはずです。
当日は慌ただしいですから、中々ゆっくりディスプレイの研究をしている時間はありませんから、しっかりと下準備をしておく事が大切です。
また、売り手としても、
「ラッピングはどこですれば良いか」
「お会計はどんな風にするか(カゴにバンバン入れていくのか、きちっと整理するケースを使うのか)」
など、考えシミレーションしておくと良いでしょう。
まとめ
イベント出店は売り上げという単なるお金だけではなく、
お客様との会話から商品やサービスへのヒントを得られたり、
どんなお客様に自分の商品が好まれているのか実際にマーケティングができたり、
身になることが沢山あります。
是非しっかりと下準備をして臨み、今後に生かせる様々な経験とデータを持ち帰ってくださいね!